部門紹介・医療設備紹介

薬剤科概要(2018年1月現在)

職員数

薬剤師:38名
事務員:3名

施設基準(薬剤部関連)

薬剤管理指導料
無菌製剤処理料外来化学療法加算1
薬学生実務実習受入施設

認定薬剤師

名称所属人数
日本医療薬学会認定薬剤師1名
抗菌化学療法認定薬剤師1名
感染制御認定薬剤師2名
がん薬物療法認定薬剤師1名
外来がん治療認定薬剤師1名
妊婦・授乳婦薬物療法認定薬剤師1名
腎臓病薬物療法認定薬剤師2名
日本臨床救急医学会救急認定薬剤師1名
日本DMAT隊員1名
糖尿病療養指導士2名
認定実務実習指導薬剤4名
小児薬物療法認定薬剤師1名
小児アレルギーエデュケーター2名
ICLSインストラクター1名
BLSインストラクター1名

2017年度業務実績(4月-12月)

調剤件数

処方箋枚数(入院)

内服・外用6,775枚(月平均)
注射7,289枚(月平均)

薬剤管理指導
薬剤指導件数1,674件(月平均)
退院指導件数 764件(月平均)

無菌製剤
抗がん剤無菌調剤件数126件(月平均)
麻酔薬無菌調製106件(月平均)
生物学的製剤無菌調整115件(月平均)
TDM解析件数63件 (月平均)
治験実施件数8件

業務内容

調剤・製剤業務



入院患者様の内服薬調剤を主な業務とし、定期処方薬や臨時・退院処方薬の調剤を実施しています。薬剤科では患者様に安心してお薬を使用していただけるような様々な取り組みをしています。電子カルテと連動した調剤支援システムを用いて処方箋や薬袋の発行を自動化し、お薬の飲み合わせや重複処方のチェック等をしています。処方箋の内容に疑問点や不適切な点があれば、必ず医師に確認してから調剤を行います。薬剤科で分包して調剤する散剤には、患者様のお名前と薬の名前を印字して、散剤の内容がわかるようにしています。また医師が必要と判断した場合は、錠剤も服用時間ごと(例えば朝食後・昼食後・夕食後など)に一包化して調剤しています。外来や退院する患者様へはお薬の説明書(医薬品情報提供書)をお渡しして投薬を行います。製剤に関しては治療上必要な薬で適切な市販薬がない場合は、医師の依頼に応じて薬剤科で調製(院内製剤)します。

注射薬調剤・管理業務

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入院中の患者様と外来で化学療法をお受けになる患者様のための注射薬を個人毎にセットしています。
電子カルテに医師が注射薬の処方を入力すると、調剤支援システムにより、薬品毎に定められている使用法(投与量・相互作用・配合変化等)に従って、正しく処方されているかどうかのチェックが行われます。その後患者様ごとにセットした注射薬を各病棟へ払い出しを行います。注射薬は高額な薬剤も多く、また在庫の保管場所にも限りがあるため薬剤が欠品にならないよう在庫数を調整しながら適正在庫管理に努めています。

医薬品情報業務(DI業務)

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医薬品を適正に使用するためには情報は欠かせないものです。すべての医薬品に関する情報を収集・管理・評価し、医師、看護師などの医療スタッフに提供しています。また、新規に採用となった医薬品について、オーダリングシステム上の医薬品マスターへの登録やメンテナンス管理も重要な業務となっています。現在、医薬品を薬剤科で評価していくためにこれまでの製薬企業からの情報のみでなく、治験のデータや臨床研究などから得られたエビデンスをまとめ、薬剤科主導で医薬品の評価を行っています。

化学療法療法、麻酔薬無菌調整


複数の抗がん剤を組み合わせて行う化学療法は、院内の化学療法委員会で承認されたプロトコールに基づいて実施されます。がん薬物療法認定薬剤師を中心に院内レジメン管理システムによる患者毎の投与量および投与計画、配合変化、支持療法の確認と無菌調整に関わることで安全で有効な治療に寄与しています。服薬指導シートを使用し、外来・入院化学療法患者様への指導も行っています。また、術中・術後に使用する鎮痛麻酔薬も麻酔科医師と連携し、薬剤科にて無菌調製を行っています。

病棟薬剤業務

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当院では、ICUを含むすべての病棟に専任の薬剤師を配置し、患者さん一人一人の薬物治療に参画しています。入院時の患者さんの持参薬、アレルギーの有無・サプリメントの使用有無の確認を行います。持参薬を確認することにより、入院後のくすりの治療に役立てます。また、患者様の持参薬と同様のくすりが処方されるよう、適切な代替薬を提案しています。アレルギー・副作用歴の確認、持参薬の確認、相互作用のチェック、ハイリスク薬の情報提供、検査値のチェックを通して、患者様へ安全で質の高い薬物療法を提供していけるよう日々務めています。また、医薬品情報(DI)担当と連携して、他の医療スタッフへも、情報提供を行っています。 抗菌薬TDMに関して各病棟担当薬剤師がTDMを行っており、投与初期から投与終了まで継続して関わり、ベッドサイドで患者さんの情報を集め状態を確認しながら医師と協議を行い投与方法の提案を行っています。

治験業務

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当院では平成15年より、臨床治験業務に取り組んでいます。臨床治験(以下、治験)とは、製薬会社で開発中の医薬品や医療機器を患者様や健康な人に協力してもらい、使用したデータを収集して有効性や安全性を確認する試験です。決められた実施計画書に従い、厳格な管理の元、患者さんの協力を得てデータの収集を行います。薬剤師は円滑に治験が進むよう当院臨床研究支援センターの臨床研究コーディネーターとともに、治験責任医師の支援、治験審査委員会の運営や治験薬の管理を行っています。

NST(Nutrition Support Team)

NST(栄養サポートチーム:Nutrition Support Team)は患者様に最良の栄養療法を提供するために、医師、看護師、薬剤師、栄養士など様々な職種が集まり活動しています。NSTでは毎週1回、専任のメンバーでカンファレンスを行い、その後院内の栄養療法が必要な患者様へ回診を行います。そこで、患者さんの栄養状態を評価し、適切な栄養療法を提言・選択・実施します。薬剤師として、薬という視点から患者さんにアプローチすることはとても大切なことです。

ICT(Infection Control Team)


ICT担当薬剤師が週1回行われるICTラウンドへ参加し、抗菌薬の使用状況の報告を行っています。また、薬物治療モニタリング業務(抗菌薬・抗真菌薬)も行っており、血中の薬物濃度から個々の患者様に最も適した投与設計を行い、投与期間中は投与終了まで関わることで抗菌薬の効果を十分に発揮し副作用の発現を予防し、安全で質の高い薬物療法へ寄与しています。

緩和ケアチーム

医師・看護師と共にチームを構成し、カンファレンスや病棟回診を行い、がんによる痛みやその他の症状で苦しんでいる患者様の症状緩和をサポートしています。チーム内で得た患者情報は各病棟担当薬剤師にフィードバックされ、常にチームと病棟担当薬剤師が情報共有を行っています。

腎移植外来

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当院では2~3件/月の腎移植が行われており、腎移植レシピエントを対象に週4回(月曜日・水曜日・金曜日・土曜日)薬剤師が担当しています。
腎移植外来での主な活動は以下の6点です。
①自宅での服薬状況確認
②入院時の免疫抑制剤についての指導内容の理解度確認
③他科や他院からの追加薬剤確認(相互作用は問題ないか)
④副作用確認(高血圧、高血糖、腎機能低下、その他の自覚症状など)
⑤薬剤変更、追加時の服薬指導
⑥患者様や医療従事者からのくすりの相談
介入時に問題点が見つかった場合、スムーズに担当医へ相談できるように診察前の薬剤師介入を心掛けています。
移植後は免疫抑制剤の服用が必須であり、移植腎が機能している間は継続して飲み続ける必要があります。 免疫抑制剤は副作用や相互作用も多い薬剤であり、一定の血中濃度を保つ必要があるため、継続した副作用のモニタリング、併用薬との相互作用の確認が重要です。
また、合併症に対する薬剤(降圧薬、脂質異常症治療薬、高尿酸血症治療薬など)も併用している患者様が多いため、それらの管理及び指導、さらに様々な腎機能の患者様がいるため、腎機能に応じた投与量であるかも注意が必要です。

リウマチ専門外来、生物学的製剤無菌調整

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当院ではリウマチ外来を開設しており、外来患者様を対象に生物学的製剤や抗リウマチ薬の導入時など、医師からの依頼を受けて病態に合わせて各薬剤の特徴や飲み忘れた場合の対処法など、薬剤指導を中心に薬物療法のサポートを行っています。また、製剤毎に投与方法の異なる生物学的製剤は院内レジメン管理システムによる患者毎の投与量および投与計画、支持療法の確認と無菌調整に関わることで安全で有効な治療に寄与しています。

そらまめ外来(腎代替療法選択サポート外来)

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そらまめ外来では担当薬剤師が保存期腎臓病患者様へ腎代替療法の選択サポートや腹膜透析液の管理、薬剤指導を行い、腎臓内科医師、看護師、心理士、栄養士と相互に連携しながらサポートを行っています。

PET

豊崎クリニックでPET検査のために合成している18F-フルオロデオキシグルコース(FDG)の製造品質試験を行っています。

・新入職員初期研修

新入職スタッフが研修期間を通じて院内医療スタッフの一員としてチーム医療に貢献できる薬剤師となってもらえるようにサポートします。 新人薬剤師に対して、プリセプターの先輩薬剤師が1人ずつ担当し、患者さんが効果的で安全に薬物療法を受けていただくために必要な、基本的業務内容や薬剤師として必要な技術・基礎知識・臨床での薬学的知識などの修得を目標とした研修プログラムを実施しています。

実習生受け入れ実績

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平成22年度から薬学部5年生によるモデル・コアカリキュラムに準じた新しい病院実務実習が開始されました。この実習は薬学生が知識修得のみに偏ることなく技能や態度の修得までを目的とし、臨床に係る実践的能力を培う教育を行っています。 当院でもモデル・コアカリキュラムに基づき2.5ヶ月間の実務実習を行っており、調剤、注射、製剤、医薬品情報、TDM、病棟薬剤業務、チーム医療ラウンド、専門外来薬剤師業務などの実習を行い、将来の薬剤師に必要な資質やスキルを身につけるための教育を行っています。

 
平成22年度3名
平成24年度1名
平成25年度2名
平成26年度7名
平成28年度5名
平成29年度2名
 

学会発表

10

平成29年


「豊見城中央病院の救急医療における医師と薬剤師の関わり」
第22回日本臨床救急医学会総会・学術集会

「アレルギー対応の啓蒙・実践におけるPAEの役割 学童保育現場での検討」
第34回日本小児難治喘息・アレルギー疾患学会

「家族及び患児に対する指導介入が奏功したステロイド依存性重症難治喘息児の一例」
第34回日本小児難治喘息・アレルギー疾患学会

「他職種協働によるシリンジポンプ必須薬剤の適正使用の取り組み~注射ハイリスク薬に関するシステムの構築」
第27回日本医療薬学会

「豊見城中央病院における腎移植自己管理手帳作成の取り組みと薬薬連携の実際と課題」
第27回日本医療薬学会

「腎移植後エベロリムス導入患者の使用成績についての検討」
第51回日本臨床腎移植学会

「胃癌術後補助化学療法におけるS-1療法完遂率と栄養状態に関する調査」
第1回沖縄県病院薬剤師会学術研究発表会

「腎薬物療法認定薬剤師 移植」
第67回日本医療薬学会公開シンポジウム

「腎薬物療法認定薬剤師 CKD」
第67回日本医療薬学会公開シンポジウム

「当院におけるラムシルマブ注の使用状況の検討」
日本臨床腫瘍薬学会学術大会2018

「病院薬剤師からのsummary ~お薬手帳から一歩先へ~
第31回沖縄県薬剤師会学術大会

「病棟薬剤業務におけるバンコマイシン注のTDM初期投与設計導入後の調査」
第31回沖縄県薬剤師会学術大会

「最適なCKD-MBD管理を目指して~内服薬管理と食生活に着目して~」
第23回日本腹膜透析医学会学術集会

「入院全がん患者のスクリーニングから見える除痛率と嘔気などの症状の有症率の割合の変化」
第22回日本緩和医療学会学術大会


平成28年度



「CKD患者への薬物治療の注意」
第76回那覇地区薬剤師会臨床講座

「吸入ステロイド薬は適正に使用されているのか?」

第33回日本小児難治喘息・アレルギー疾患学会

「血液透析(HD)患者へのバンコマイシン初回負荷投与量の検討」
第26回日本医療薬学会年会

「PD液管理に対する医療スタッフへの認識調査」
第22回日本腹膜透析医学会学術集会・総会

「緩和ケアチーム薬剤師の全人的医療への貢献の経験」
第40回日本死の臨床研究会

「血液透析(HD)患者へのバンコマイシン初回負荷投与量の検討」
第64回日本化学療法学会西日本支部総会

「胃癌術後補助化学療法におけるS-1の継続率と栄養上における調査」
第32回日本静脈経腸栄養学会学術集会

「当院における経口レボフロキサシンの使用状況の検証」
第32回日本環境感染学会総会・学術集会

「当院入院患者への経口抗菌薬の使用状況の把握」
第32回日本環境感染学会総会・学術集会

平成27年度

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「当院での分割DCS療法の検討」 第13回日本臨床腫瘍学会学術集会

「当院におけるリウマチ性疾患患者の妊娠と薬に関する意識調査」
第25回日本医療薬学会年会

「膵がんに対するGEM+nabPAC隔週投与の検討」
日本臨床腫瘍薬学会学術大会2016

「スルファメトキサゾール(ST合剤)アレルギー歴のある腎移植レシピエントに対して脱感作療法を行った1例」
第25回日本医療薬学会年会

「透析患者におけるイバンドロン酸ナトリウム(IBN)静注投与における安全性の検討」
第9回日本腎臓病薬物療法学会学術集会・総会2015

「腎移植外来における薬剤師の活動」
第9回日本腎臓病薬物療法学会学術集会・総会2015

「スムーズな自己管理の秘訣 -薬剤師の介入を通して-」
第21回日本腹膜透析医学会学術集会・総会

「血液透析(HD)患者へのバンコマイシン初回負荷投与量の検証」
第31回日本環境感染学会総会・学術集会

「血液透析患者におけるバンコマイシン継続投与時の血中濃度の変動」
第31回日本環境感染学会総会・学術集会

「当院におけるダプトマイシン使用状況の報告」
第31回日本環境感染学会総会・学術集会

「当院における外科治療を必要とした消化管穿孔症例への抗菌薬の投与状況の報告」
第29回沖縄県薬剤師学術大会

「当院におけるICT活動の報告」
平成27年度VHJ研究会第29回職員交流研修会

平成26年度

11

「Relation between supplemental intravenous iron and functional iron deficient hemodialysis patients」
国際透析学会2014

「当院でのOxaliplatin抹消投与における血管痛を軽減する試み」
第52回日本癌治療学会

「大腸がん外来化学療法における副作用アセスメントの検討」
第76回九州山口薬学大会

「薬剤師による腎移植後患者への免疫抑制剤勉強会実施」
第48回日本臨床腎移植学会

「腎移植後患者への免疫抑制薬勉強会実施と今後の課題」
日本腎臓病薬物療法学会学術集会2014

「集中治療室(ICU)における薬剤師の介入状況の報告」
第76回九州山口薬学大会

「薬剤師の視点から」
沖縄県南部地区医師会講演会

「血液透析患者に対するVCM院内プロトコルを作成して」
第30回日本環境感染学会総会・学術集会

「ICTによる院内感染症リーフレット導入3年後の再評価」
第30回日本環境感染学会総会・学術集会

「ICTによる抗菌薬適正使用に向けた抗菌薬ラウンドの報告」
第30回日本環境感染学会総会・学術集会

平成25年度

11

「透析患者における骨粗鬆症薬アレンドロネート投与による補正カルシウム値の経時的変化」
第56回日本透析学会

「透析患者におけるH1受容体拮抗ベシル酸ベポスタチン錠の投与設計」
腎臓薬物治療学会

「アロプリノール効果不十分に対するフェブキソスタットの効果検討-CKD stage4」
腎臓薬物治療学会

「血液透析患者への塩酸バンコマイシン投与方法の提案」
第60回日本化学療法学会西日本支部総会

「ICTによる院内感染症ポケットマニュアル導入前後での医師の感染症診療に対する意識調査」
第28回日本環境感染学会

「血液透析患者におけるVCM投与方法の検討と医師満足度評価」
第28回日本環境感染学会

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