卵巣がん

当院の取り組み

卵巣がん

卵巣がんとは

卵巣がんとは

卵巣がんは初期には自覚症状がありません。実際は腫瘍の増大でお腹が張っているのですが、本人は太ったとしか思っていないのです。発見された時にはその多くがⅢ・Ⅳ期の進行がんであり、別名「サイレントキラー」と呼ばれています。一般的に排卵の多い方(排卵誘発剤の使用)や遺伝子変異を有する家族歴がある方に多いと言われています。また、卵巣子宮内膜症(チョコレートのう胞)の 0.7%が悪性化するとも言われています。

卵巣がんの治療方針

治療は手術+化学療法が一般的です。卵巣腫瘍を認めた場合、MRI や PET-CT 検査を行います。画像上良性が疑われる場合は腹腔鏡下に手術を行いますが、境界悪性~悪性が疑われる場合は開腹手術が行われます。手術は子宮摘出+両側卵巣摘出+リンパ節郭清+大網切除術を行います。また、腹腔内にぱらぱらと病変が広がっている(播種)場合は、できる限り腫瘍を小さくするように摘出します。病変を完全に摘出できなくても残った腫瘍が 1cm 以下にできれば、その後の化学療法の効果が良くなると言われています。術後の化学療法はパクリタキセル+カルボプラチンを投与することが一般的です。
広範囲に播種を認めた場合は術前に化学療法を行い、その後手術を行う場合もあります。
先に化学療法を行うことで、手術の際に腫瘍を摘出しやすくするためです。術後も化学療法を継続します。

当院の特徴

当院では不妊センターが充実しており、早期発見例もあり、その場合は子宮を残すことができます。また、当院付属の健診センターの施設も充実しており、婦人科検診で行っている超音波検査で卵巣腫大を見つけ、早期発見した例も多数あります。当院を含めて友愛会では、健診センター、不妊センター、婦人科が協力して、卵巣がんにおいて早期発見、早期治療に取り組んでいます。

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