がん情報センター

大腸がん

大腸がんとは

大腸がんについての日本人に対する調査で、大腸がんになるリスクとしてアルコール飲料の摂取が確実な要因で、肥満はほぼ確実で、喫煙や加工肉は可能性があると結論付けられたデータがあります。飲酒は適度に行い、加工肉の摂取を控えるようにし、肥満に注意し、喫煙をしない事が大腸がんの発生の予防となります。

それでも、大腸がんが発生する事があります。がんは細胞分裂のコピーミスから始まりがん細胞が出現し、それは非常に小さいものです。ところがある時期からがん細胞を養う血管がつくられ始めると、がん細胞は急成長し始め腸の内腔の半分や全周にいたるほど大きくなります。

がんがまだ小さい場合には、内視鏡手術で切除する事ができます。内視鏡で処置できる大きさをこえると、手術となりますが、手術はきずの小さな腹腔鏡手術でがんを切除する事ができます。

がんが大きくなると、腸の閉塞を起こしたり、出血が持続したり、場合によっては穿孔し腹膜炎となる事があります。大きくなったがんは手術治療が必要となり、穿孔し腹膜炎となった場合には緊急手術が必要となり人工肛門を造設する事もあります。大きながんはほかの臓器へ転移する事があり、肝臓や肺の転移した臓器の手術が必要となり、点滴抗がん剤が行われます。

消化器内科における大腸がんの診断と治療の方針

当科では大腸がんの診断を内視鏡検査にて行っています。画質の良いカメラを使って、必要であれば拡大機能を駆使して詳細な診断に務めています。
また、精査のために CT や MRI、エコー、PET-CT を活用しています。

大腸内視鏡検査で小さな大腸がんが見つかれば、内視鏡で切除します。内視鏡で切除できない場合は、外科に紹介します。
治療として「大腸癌治療ガイドライン 医師用 2014 年版」に沿った形で進めています。その上で治療方針の決定は個々の症例においてインフォームド・コンセントに基づいて行 います。

消化器外科における大腸がんの診断と治療の方針

大腸がんを早期発見するためには、便の中にがんの場所で便がこすれて出血した血液が確認する検査が有用です。便の中の微量の血液は肉眼でみても判断しにくいことが多いため、検査として特別な簡単な検査用スティックで便をぬぐいしっかり密封し提出し検査をする、「便潜血検査」を行います。この検査は 2 日おこない、陽性となった場合には大腸内視鏡検査を強く勧めます。

当科による手術は、傷の小さな腹腔鏡下手術と腹部を 15 ㎝程度切開する開腹法があります。
がんが大きい場合は、肝臓や肺などの臓器に転移することがあります。その場合は、その臓器の病変の部分と近くを含めて切除します。また、抗がん剤が必要になる事もありま す。

大腸がんに関するトピックス

消化器内科より

当院は沖縄県で初めて早期大腸がんに対して内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)の先進医療 を認定された施設です。(現在、この手技は保険適応となっています)

消化器外科より

当科では大腸がん手術について安全・確実に行うことを基本とし腹腔鏡下手術を第一選択として施行しています。腹腔鏡下手術には、必ず腹腔鏡手術を経験した医師が 2 人以上参加し、十分な根治性を追求し、合併症の少ない手術をおこなうようにこころがけています。

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