診療科について

血管外科のご案内

平成20年度の手術および血管内治療件数は372件に達しました(沖縄県トップ)。平成18年度は187件、平成19年度は345件でしたので着実に増加しております。当科では先進的な治療法を駆使し、沖縄県の血管治療センターを目指しています。平成20年度は腹部大動脈瘤に対するステントグラフト内挿術を開始しました。血管外科領域で扱う主な疾患は以下の通りです。

動脈閉塞性疾患、動脈瘤

閉塞性動脈硬化症は、腹部や下肢の動脈が閉塞することにより歩行時に足のいたみをきたす代表的な疾患です。重症化すると下肢切断が必要になることもあります。近年、高齢化、糖尿病やメタボリックシンドロームの増加によりどの疾患も増加傾向にあります。この病気に対して薬物療法、血管内治療(風船治療)、バイパス手術などの複合的な治療を行っています。私たちは長年の豊富な経験から,どんな重症例でもほとんどの症例で下肢を救うことが可能です.特に最近ではカテーテルを用いた血管内治療の頻度が増加しました。

腹部大動脈瘤は主に動脈硬化によってもろくなった動脈が拡張する病気です。破裂すると高い確率で死亡します。私たちは動脈瘤の手術治療にも力を入れており(手術病院死亡および合併症なし)、平成20年度は腹部大動脈瘤に対するステントグラフト内挿術を開始しました。

また脳梗塞の原因となる頚動脈狭窄に対する手術は,神経内科や脳神経外科と協力しながら行っています.平成21年度はカテーテル治療の導入をおこないます。

静脈疾患

下肢静脈瘤は最も頻度の高い静脈疾患です。私たちはこの病気の治療を得意とする日本でも数少ない病院のひとつで、平成20年度は107例(うち3割は両下肢例)の手術治療実績があります(平成19年度97例、平成18年度48例)。当院の静脈瘤手術は1泊入院または日帰りでも可能です。平成21年度はさらにラジオ波による低侵襲治療を導入予定です。

深部静脈血栓症は静脈の閉塞により下肢が腫脹する代表的な病気です。またエコノミークラス症候群で代表されるように肺塞栓症を合併して死に至ることもあります。私たちは深部静脈血栓症や肺塞栓症に対する先進的な治療を行っています。

リンパ疾患

リンパ浮腫は手術後にリンパの流れが悪くなり手足がむくむ病気です。高熱や炎症を合併して歩けなくなることもあります。若い方で原因不明で発症する場合もあります。治療の中心はセルフマッサージを中心とした理学療法です。当科では教育入院もおこなっています。また重症例ではリンパ管再建手術を行うこともあります。

透析患者の内シャント関連

沖縄県では慢性腎不全により透析治療が必要となる患者さんが増えています。これらの患者さんに対する内シャント作成術や腹膜透析用カテーテル留置術(腹腔鏡下手術)行っています。またシャント血管が狭くなって透析に支障をきたす場合には内シャントPTA(風船治療)で治療することにも積極的に取り組んでいます。

城間 寛 友愛会 外科統括責任者(兼務)

氏名 城間 寛
ふりがな しろま ひろし
卒業大学 広島大学
卒業年次 1982年
専門分野
血管外科
経歴

1982年3月 広島大学医学部卒業
1982年5月 県立中部病院研修医
1983年4月 琉大医学部第二外科入局
1984年4月 国立沖縄病院外科
1985年4月 琉大医学部第二外科
1992年4月 豊見城中央病院外科
1994年4月 豊見城中央病院外科部長
2002年4月 豊見城中央病院副院長

資格・専門医・認定医等

日本外科学会専門医、指導医
日本消化器外科学会認定医

メッセージ

私自身は、血管外科、消化器外科の診療を中心に行っていますが、外科の責任者として、外科治療の安全、また外科全体の診療内容の充実に努め、安心して手術を任せてもらえるチーム作りに努力します。

平成29年5月1日からの診療

午前
午後

※受診の際、保険証の確認をいたします。忘れずにご持参下さい。

 午後の診療は予約・紹介のみとなります。

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