診療科のご案内

Speciality Care Clinics

産婦人科(不妊治療)について

産婦人科(不妊治療)について

当院不妊センターでは主にART治療を行っています。アートといっても芸術の方ではなくAssisted Reproductive Technology(生殖補助医療)のことで、具体的には体外受精・胚移植や人工授精のことを指します。当院では体外受精 採卵手術(卵巣より卵子を採取する治療)を年間200件、胚移植(受精した卵子を子宮に戻すこと)400件、その他に人工授精(精子を子宮内に注入する治療)を500件程度行っており、年間150人程の方が妊娠されております。

当センターの特徴

受精卵を扱う治療の専門家は胚培養士(エンブリオロジスト)と呼ばれており、当センターには学会認定培養士を含む5人のスタッフが常駐しています。さらに不妊症専門医を含む医師が3人、不妊症専門看護師を含む専任看護師が3人おり、特定不妊治療費助成医療機関に指定されています。また生殖医療認定研修施設でもあります。このような専門のスタッフがそろった施設は、県内では当院を含め2施設しかありません。患者様のメンタルケアから、他科との連携により様々な合併症をコントロールしながらの不妊治療、さらには妊娠・分娩管理までできる県内有数の施設となっております。

がん・生殖医療について

最近がん・生殖医療という概念がありますが、これは将来の妊孕性を考えながらがん治療を行うものです。当院では現在乳癌の患者様を中心に行っております。6人の乳癌患者様が抗癌剤治療前に受精卵を保存し、治療終了後に胚移植し妊娠しています。今後、癌拠点病院をめざす当院の特性を活かしつつ、他科との連携をすすめながら治療の範囲を広げていきたいと考えています。

なお当院不妊センター内には液体窒素タンクが12台あり、その中に約3000個の受精卵が厳重な管理下でマイナス196℃にて凍結保存されています。ARTで出来上がった貴重な受精卵が将来産声をあげるか、重大な役割を担っていると常々考えながら我々は仕事にあたっております。

ファティリティチェック(不妊検査)のご案内

ファティリティチェックとは妊娠する力をチェックする検査です。現在妊娠をお考えの方、妊孕力(妊娠する力)を知りたい方を対象とし男性、未婚の方でもお受けいただけます。

AMH(抗ミュラー管ホルモン)について

AMH(抗ミュラー管ホルモン)は、発育過程にある卵胞から分泌されるホルモンです。卵巣年齢と言われ、卵巣予備能の目安となる評価指標で、不妊症治療領域では近年話題になり注目されてきております。その値は、卵巣内にどれぐらい卵の数が残っているか、つまり卵巣の予備能がどれほどかを反映すると考えられています。
 全体的にAMH値は年齢を追うごとに低下していきますがその低下の速度、程度については個人差が大きいようです。年齢ごとの正常値はなく、平均値や中央値から年齢相応かどうか診ます。それが、妊娠へのトライを早めた方がいいか、また積極的に治療に取り組んだ方がいいかなどの目安にもなります。

年齢とAMH値

卵子の老化について

「避妊を解いて1年以内に妊娠に至らない場合」に不妊症と診断され、日本では約6組に1組のカップルが不妊で悩んでいるとされています。女性の場合、出産数は30歳から徐々に減少し、40歳を過ぎると急速に減少します。女性の妊娠のしやすさは、おおよそ37~38歳頃までは緩やかに下降しますが、それ以降、急激に下降します。卵子の老化が原因であることがわかっており、同時期より受精卵の染色体異常が増えていきます。他にも、第一子出産後、第二子が妊娠しづらくなる二人目不妊も近年増加傾向にあります。
※日本産科婦人科学会等の情報に基づく(2018年10月現在)

妊娠率と流産率の推移

産婦人科(不妊治療)についての関連情報

産婦人科(不妊治療)の診療に関するお問い合わせ

豊見城中央病院
月〜金:8:30〜17:30 / 土:8:30〜12:30

098-850-3811