診療科のご案内

Speciality Care Clinics

循環器内科について

循環器内科について

当科では急性期治療を含め365日24時間体制で対応しています。特に急性心筋梗塞に対してはできる限り再還流時間を短くするため、循環器医が毎日ICU当直を担当し、沖縄初の12誘導伝送心電図システムを導入して救急隊と連携しより救命率を上げる体制を敷いています。胸痛発作で当院に搬送された患者様はかなりの恩恵を受けていると思います。また、急性期のみならず慢性期の、虚血性心疾患、不整脈、弁膜症、心筋症、心不全などの循環器疾患以外にも、閉塞性動脈硬化症、腎動脈狭窄などの全身動脈疾患に対しても幅広く対応・治療を行っています。
また循環器研修専門施設、心血管インターベンション治療学会研修施設、ロータブレーター認定施設、不整脈専門医研修施設、ICD・CRT植え込み認定施設と各種の施設認定を受けており、あらゆる循環器疾患に対応できる体制を整えております。

虚血性心疾患について

虚血に対する血管内治療(PCI)は年間約400件で、うち約80件が急性冠症候群(ACS)に対する緊急治療です。その治療には、血管内超音波(IVUS)、光干渉断層撮影(OCT・OFDI)、ロータブレーターなど数多く設備されているモダリティの中から最適なものを選んで使用する事ができます。そのため、非常に厳しい病変や、十分に治療できなかった症例など、他施設での治療が難しい症例の紹介が多くなっています。

虚血性心疾患について

PCI(経皮的冠動脈形成術)

当院ではできるだけ低侵襲な治療を行うように心がけており、手首からの治療である経撓骨動脈アプローチ(TRI)を中心に治療をさせて頂いています。また、長期予後を考え、中等度狭窄病変に対しては、心筋シンチやプレッシャーワイヤーを用いたFFRなどにより虚血評価を行った上で治療方針を決めています。
治療においては、IVUS(血管内超音波)・OCT(光)・OFDIなどのデバイスを全例で施行し、病変の形態に合わせロータブレーターやバルーン・ステントを選択しています。

PCI

末梢動脈疾患について

末梢動脈疾患へのカテーテル治療(PPI)では特に、重症下肢虚血肢の救済に力を入れており、形成外科・血管外科の先生と協力して治療を行い、他院で大腿切断術が予定されていた患者様が歩いて退院できることも多々あります。

EVT(経皮的末梢血管形成術)

当施設では、閉塞性動脈硬化症や腎血管狭窄症などに対して積極的にインターベンション治療を施行しています。近年増加している下肢動脈の虚血に対する血管内治療も積極的に行っており、院内常勤医である形成外科医4人と連携し、通常であれば下肢切断となる方々の救肢を実現できております。近隣病院、クリニックとも連携し、下肢治療を行っております。

EVT

心房細動について

不整脈では心室頻拍、上室性頻拍のカテーテルアブレーションは勿論、心房細動にたいする高周波アブレーション(RFCA)も積極的に行っています。その際にはカルトやエンサイトの画像システムを用い、沖縄で初めてCryoballoonを導入するなど不整脈部門も充実した設備を備えており、治療時間が短縮され、患者様に喜んでいただいています。

心房細動について

Cryoballoon(県内初)

冷凍凝固により心筋組織を壊死させ、貫璧性の焼灼巣をつくります。2層構造のballoonとなっており、冷凍凝固には液体窒素が使用されます。高周波アブレーションと比較しても有害事象の有意差はなく、治療効果もほぼ同等の効果が得られております。また、手技時間の短縮も認められました。不整脈学会より導入基準を示されており、当施設でも2016年1月より導入を開始しました。

Cryoballoon

ペースメーカー治療について

2011年より心臓外科が開設され、2012年より当院でもペースメーカーによる新しい治療も行えるようになりました。心不全の患者様に対しては、まずは薬物治療を行いますが、重症な心不全の中には薬剤抵抗性が強く、生命を維持できない症例もあります。そのような疾患の中には、心室の同期不全を伴う心不全も認められ、その場合にはペースメーカーを使って心臓のポンプ機能の改善をはかる治療方法(心臓再同期療法)を選択する場合があります。

植込み型除細動器(ICD)

植込み型除細動器(implantable cardioverter defibrillator:ICD)
心室頻拍(VT)、心室細動(VF)は心原性の失神の原因となる不整脈です。特に心室細動に至っては短時間で死に至る危険性もあり、突然死の原因にもなり得ます。ICDは発生した不整脈を停止させる機能を持ち、一次予防、二次予防共に大規模臨床試験が行われ、その治療効果も証明されており、突然死のリスクを軽減することが期待できます。 また、最近ではMRI対応のデバイスが承認されており、当施設でもMRI対応の機種を取り扱っております。

植込み型除細動器

心臓再同期療法(CRT-D、CRT-P)

治療抵抗性の心不全の中には、心室の同期不全を伴う心不全も認められ、心臓再同期療法とはその同期不全を補正する治療です。また、低心機能の心不全の場合、不整脈による突然死の報告もあり、除細動器機能のついたCRT-Dを行うことで、有効な治療を行うことができます。大規模臨床試験によりQRS>120ms、NYHA classⅢ, Ⅳの症例において有意差をもって心不全・心血管事故のリスク、死亡のリスクを減少させたと報告されております。(ICDの機能を併せ持つデバイスを「CRT-D」、ICD機能のないCRTを「CRT-P」と言います。)

心臓再同期療法

診療実績

2013年度
(H25年度)
2014年度
(H26年度)
2015年度
(H27年度)
総合計1,7521,9212,104
CAG(冠動脈造影検査)8908941,001
PCI(冠動脈形成術)269310372
PPI(下肢末梢動脈血管形成術)527886
内シャントPTA71107142
EPS(電気生理学検査)22139
Ablation(心筋焼灼術)89143150
ペースメーカー体外式301913
移植術362531
交換術11107
CRT-D移植術486
交換術022
CRT-P移植術231
交換術000
ICD移植術523
交換術624
PTMC(僧帽弁交連切開術)000
PTAV(大動脈弁交連切開術)000
LOOP心電計400
その他261315277
(再掲)緊急件数(合計から除外)148136186
(再掲)内PCI(合計から除外)616467

循環器内科についての関連情報

循環器内科の診療に関するお問い合わせ

豊見城中央病院
月〜金:8:30〜17:30 / 土:8:30〜12:30

098-850-3811