部門紹介

Introduction of divisions

医療技術部|臨床工学科

医療技術部|臨床工学科

手術室

手術室
手術室2

心臓血管外科手術における開心術に携わっており、人工心肺装置、心筋保護液供給装置、自己血回収装置などの操作、管理を行っています。急性期の患者様に対して補助循環装置(IABP,PCPS)をスタンバイしています。その他に、脳神経外科においてナビゲーション、顕微鏡の操作、設定を行っています。また、麻酔器の使用前点検を毎日臨床工学技士が行い、術中の麻酔器トラブルの対応をしています。さらに、低侵襲手術に使用する内視鏡システム、電気手術器、光源装置、超音波治療器等の医療機器が、清潔かつ正常に機能するかを点検、管理しています。

2017年度
実績
心臓血管外科開心術135例(人工心肺症例97例、オフポンプ症例38例)その他8例
脳神経外科62例、内視鏡業務303件、麻酔器始業点検3204件
【 実習生受け入れ: 2名 】
人員体制 臨床工学技士5名
認定 体外循環技術認定士1名

心臓カテーテル室

心臓カテーテル室における臨床工学技士の役割は、チーム医療の一員として、検査や治療を臨床ならびに工学的観点から補助することです。PCI等の虚血治療ではイメージングデバイス、アブレーション等の操作を行っております。不整脈治療では3D Mapping Systemの操作・解析を行い積極的に医師に意見を出す等、患者様により良い治療を行えるよう励んでおります。また、ペースメーカー外来も臨床工学技士が担当しております。また、患者様が自宅にいながらもペースメーカーの情報が得られる、ホームモニタリングシステムも運用することで患者様のペースメーカーが正常に作動するようフォローアップを行っております。

不整脈治療専門臨床工学技士とは

医療機器の多様化・高度化が一層進む中、医療機器が関与した医療事故が後を絶たないことから、その安全対策として厚生労働省により医療機器管理室設置事業の推進と、医療機器の専門家である臨床工学技士の専門認定制度等を構築し、平成21年3月より第1回認定・検定試験を開始したのが不整脈治療専門臨床工学技士の始まりです。 認定制度は平成21年度から開始され、全国で現在380名の専門技士がおりますが、沖縄県ではまだ10名に満たないのが現状です。

特化した循環器内科領域での役割

特化した循環器内科領域での役割

不整脈の治療は、以前は薬物療法が主体でしたが、近年、心筋焼灼術(アブレーション)の手技向上や医療機器のめざましい進歩により、多くの不整脈がカテーテルで治療可能となってきました。心原性脳梗塞を来す心房細動や時に致死的な心室頻拍などに対し、アブレーション治療が当院でも増加してきています。臨床工学技士は種々の医療機器を用い、心内電位による不整脈の解析や3DMappingシステムによる頻拍中の興奮伝播過程など、多くの技術支援を治療に対し行っています。また徐脈性・頻脈性不整脈に対してのペースメーカー(PM)や植込み型除細動器(ICD)、両心室ペースメーカー(CRT)のデバイス設定や動作テストを行うプログラマーの操作、測定データのデータベース管理も行っています。また、最近では遠隔モニタリングを用いて自宅にいる患者様の日々のデータを確認し、不整脈イベントやデバイスの異常等を早期発見できるような管理にも不整脈治療専門臨床工学技士が携わるようになっています。

2017年度
実績
CAG 1069件、PCI 407件、EVT 92件、シャントPTA 127件、ABL 155件、デバイス植込 77件
人員体制 臨床工学技士 4名
認定 不整脈治療専門臨床工学技士1名、ITE認定技士1名、呼吸療法認定士1名、臨床ME専門認定士1名

透析室

透析室
透析室2

透析室はベッド数55床、日曜日を除く毎日3クールの外来及び入院患者様への血液透析を施行しております。通常の血液透析(HD)の他にもI-HDF及びOn-lineHDFも行っております。個人用透析装置は3台保有しており病棟透析や緊急透析に対応しております。その他、アフェレーシス療法に対応した装置も2台保有しており、血漿交換療法、血液吸着療法、及び腹水濾過濃縮再静注法(CART)等も行っております。透析室での臨床工学技士の主な業務内容は、主に透析装置の点検・修理、透析液の水質管理、開始前の機器点検、透析中のアラーム対応等、医療機器を工学的観点から管理することに加え、穿刺、終了時の抜針止血、返血操作、患者様毎に最適な血液透析条件(人工腎臓の選定や、透析モード)の医師への提案等、臨床面からのサポートも同時に行っております。

2017年度
実績
病棟透析356件、アフェレーシス74件
実習生受け入れ: 4名
人員体制 臨床工学技士9名、透析技士1名
認定 透析技術認定士3名

ME機器管理室

院内で使用する医療機器が安全に使用出来るよう、保守点検および各病棟への医療機器の貸出を行っております。医療機器の適切な使用のため、各部署に向けて勉強会も行っています。医療機器によるインシデントが発生した際には、その情報を収集し、対策案を考え、現場にアドバイスや注意喚起するよう勤めています。また、呼吸サポートチーム(RST)のメンバーとして他職種と協力し、病棟の人工呼吸器が安全で効果的に使用出来るよう取り組んでいます。

人員体制 臨床工学技士3名(安全管理責任者:1名 安全管理実施者:2名)

集中治療室

集中治療室

当院ICUは10床にて運用しており、夜間休日を除き臨床工学技士が勤務しております。夜間帯と休日はオンコール体制にて24時間対応しております。現在は4名の担当者がおり、オンコール当番は交代制です。業務内容は主に人工呼吸器管理、補助循環装置操作管理、血液浄化業務、及びICU内各種医療機器管理です。特に人工呼吸器と血液浄化療法の件数は多く、様々な症例に対応しております。PCPSやV-V ECMO稼働時は夜間祝日を問わず、常時院内に臨床工学技士が待機しております。2020年の新病院開院以降は特定集中治療室管理料1の取得を目指しており、当直体制の構築に向け、新人教育や業務ローテーションを積極的に行っております。

2017年度
実績
PCPS 5例 V-V ECMO 1例、IABP 14例、血液浄化療法件数 247例
人員体制 臨床工学技士 4名
認定 透析技術認定士 1名

所属学会

日本臨床工学技士会、日本体外循環技術医学会、日本人工臓器学会、日本心血管インターベンション治療学会、日本不整脈心電学会、日本集中治療医学会

学会発表

2018年度
  • 「HOCMの患者に対しFFR Wireを用いて左室流出路圧較差を測定できた症例」
    CVIT九州・沖縄地方会
  • 「血漿交換療法におけるFFP置換とアルブミン置換のコスト差」
    日本透析医学会学術集会
2017年度
  • 「Cryobaloon Ablation導入における臨床工学技士の役割」
    沖縄県CE技術交流会
  • 「IVUSにて評価できない石灰化病変に対しOFDIにてRota BurrのSize Upを行った症例」
    第3回OCC末梢血管内治療編
  • 「心臓と違う?PAD治療ステント」
    沖縄県人工透析研究会
  • 「Self Check testでは気づかないCryo ConsoleのValveの故障を経験した1例」
    日本不整脈心電学会カテーテルアブレーション
  • 「多人数用患者監視装置の週末封入洗浄剤を次亜塩素酸ナトリウムに変更した取り組み」
    沖縄県人工透析研究会
  • 「抗GBM抗体型腎炎に対して選択的血漿交換(SelectivePE:SePE)を施行した1例」
    沖縄県人工透析研究会
2016年度
  • 「抗心房頻拍ペーシング不適切作動により安全機能が作動した1例」
    植込デバイス関連冬季大会
  • 「IVUSにて評価できない石灰化病変に対しOFDIにてRota BurrのSize Upを行った症例」
    CVIT九州・沖縄地方会
  • 「ACTを用いたナファモスタットメシル酸塩の抗凝固能評価」~ACTと残血の相関解析~」
    沖縄県人工透析研究会
  • 「透析条件の違いがナファモスタットメシル酸塩の抗凝固作用へ及ぼす影響について」~ACTを用いた比較~」
    日本透析医学会学術集会