部門紹介

Introduction of divisions

医療技術部|検査科

医療技術部|検査科

検査科理念

患者様の安全を第一に考えながら「効率良い仕事」「精度の高い結果」「迅速な報告」を心がけ待ち時間の短縮に寄与する。検査科では臨床検査技師が医師の指示のもとで検査を行い、データを提供する事で診断に役立てています。
当院の検査科では大きく検体検査と生理検査で分かれて業務を行っています。

ISO15189について

ISO15189について

検体検査室は国際認定であるISO15189を取得しております。
ISO15189は臨床検査室が品質マネジメントをもち、臨床検査の種類に応じた技能能力をもって健全に検査業務を行うことを求める国際規格です。臨床検査室認定の取得により、国際的に認められたしくみにもとづき運営され、検査結果に対する信頼性の向上を目指しております。
チーム医療の一員として迅速で精度の高い報告を心がけ、患者様の健康づくりに貢献できるよう、これからも努めます。

検体検査の業務

検体検査の業務

検体検査室では臨床検査技師17名、事務1名(2019年1月時点)、で2~3交代の24時間体制をとっており、患者様から採取した血液や尿、便などの検体を用いて身体の状態を調べます。
採血室では常勤の看護師1名、事務1名を中心にパート勤務者(臨床検査技師2名、看護師4名、事務1名)合わせて9名(2019年1月時点)で1日平均380~400名の採血を行っています。
当院検体検査室は以下の分野に細かく分かれて検査を行っているため、1人が2~3分野の検査を担当しています。

血液検査

シスメックスXN3000、積水CP3000を使用し交代で4~5名の技師が検査に携わっています。
・血液中には赤血球や白血球、血小板などの細胞成分があります。これらの数を測定して、貧血が起きていないか、身体の中で炎症反応が起きていないか、止血の機能がうまく働いているかを調べます。
・白血球はさらに5種類に分類されます。どの白血球が増えているかを検査することで、どのような炎症が起きているかを調べることができます。また、異常な細胞がないかも調べています。
・凝固機能(血液を固まらせる機能)や線溶系の機能(血栓を溶かす機能)も調べます。

輸血検査

輸血検査

バイオラッドIH-500を使用し血型や不規則抗体などを検査しています。交代で3~4名の技師が検査に携わっています。
・貧血や出血があった場合、血液製剤を輸血することがあります。その際、実際に患者様の血液と使用する血液製剤を混ぜ合わせて、異常な反応が起きないかを確認します。
・輸血検査は患者様の命に関わる検査であるため、慎重かつ迅速な検査を心がけています。
・輸血に使う製剤は、間違いがないように検査技師と看護師で必ずダブルチェックを行います。

生化学検査

日本電子BM6050 2台、東ソーHLC723-G9 2台、フジドライケムNX500iを使用し、交代で4~5名の技師が検査に携わっています。
・生化学検査では、主に血清や尿を検体として扱っています。
・生化学検査ではたくさんの項目を取り扱いますが、主に以下のような項目があります。

肝機能の検査 AST、ALT、γ-GTP、ビリルビンなど
腎機能の検査 尿素窒素、尿酸、クレアチニン、尿中蛋白など
糖尿病の検査 血糖、ヘモグロビンA1c、グリコアルブミン、尿糖など
脂質の検査 中性脂肪、総コレステロール、HDLコレステロール、LDLコレステロールなど

免疫検査

ARCHITECT PLUS i2000 2台を用いて検査をおこない、交代で4~5名の技師が検査に携わっています。

・免疫とは、外部から侵入してくる抗原(細菌やウイルス)に対して体内が抵抗する働きのことで、この免疫反応が引き起こされるときに作られる抵抗物質が抗体です。この抗体や抗原を調べることで、感染症にかかっているか、または感染したことがあるかを調べます。
・その他にも、女性ホルモンや甲状腺ホルモン、心機能の検査(BNP、トロポニン)、癌の診断や治療の評価に有効な腫瘍マーカー、薬物の血中濃度を測定しています。

尿一般検査

栄研化学US3500、シスメックスUF5000、アークレイOSM6060、大塚製薬POConeを用いて検査を行い、交代で4~5名の技師が検査に携わっています。

・一般検査では、尿検査、便検査、髄液検査、穿刺液(胸水、腹水、関節液)検査などを行っています。

尿検査

尿検査

機械や顕微鏡を使って尿中の成分を調べます。

尿は代謝終産物を含み、また病的状態では正常で出現しない物質が尿中に現れるので、尿検査は腎、尿路系、肝、内分泌系などの全身性疾患の診療にも重要です。

定性試験

試験紙を用いて実施します。
検査項目:蛋白、pH、潜血、比重、ケトン体、ビリルビン、糖、ウロビリノーゲン、白血球、亜硝酸塩

沈渣

遠心後、顕微鏡で尿中の有形成分を観察します。
尿沈渣中にみられる成分:赤血球、白血球、上皮細胞、細菌、円柱、結晶など

便中ヘモグロビン検査

この検査は、便に血液が混ざってないか検査し、大腸がんをはじめとした消化管の出血性病変のスクリーニングテストとして使用されています。

寄生虫検査

直接塗抹法:糞便中の虫卵などを顕微鏡で観察し寄生虫感染の診断を行っています。
セロファンテープ法:蟯虫卵の検出に使用しています。

細菌検査

当院細菌室は、院内塗抹検とBDBACTEC9240とFXを用いて血液培養(陰性結果報告のみ)を行っています。
現在、新病院移転時の細菌検査室で培養を行う事を予定として、知識・技術研修に取り組んでいます。
4~5名の技師が検査に携わっています。

・感染症を引き起こす微生物には、細菌、原虫、真菌、ウイルスなどがいます。
細菌検査は、これらの患者様の感染症の原因となっている菌を調べています。

・検査対象となる材料は、喀痰、尿、血液、便などです。
これらを顕微鏡で観察し、どのような細菌がいるか調べることで診断に役立てています。

細菌検査

尿検査

この機器で血液を培養して血液中に菌がいないかを調べます