部門紹介

Introduction of divisions

医療技術部|放射線技術科

医療技術部|放射線技術科

放射線技術科は診療放射線技師が医師、看護師と連携しCT検査、MRI検査、血管造影検査、RI検査などの検査を行い早期診断、治療に役立つ検査画像を提供しています。当院では最新の医療機器を導入し患者さまに安心で安全な検査を提供できるように、撮影技術や知識の向上に努めています。また、地域医療に貢献するために地域の開業医や医療機関の先生からの検査依頼に対応できる体制を整えています。

職員数 医師:3名 / 看護師:8名 / 診療放射線技師:24名 / 受付事務:3名
認定資格 X線CT認定技師:3名
Ai 認定技師:1 名

基本理念

1.医療人として倫理を尊重し、患者さまを第一に考え、患者さまの信頼に応える
2.病院医療安全管理、放射線安全管理の徹底
3.常に医療の質及び撮影技術の向上に努める
4.チーム医療の実践
5.働きやすい職場環境の構築

一般撮影

一般撮影

一般撮影とは X 線を用いて、胸部、腹部、骨等を撮影することを言います。 X 線を人体に照射し透過した X 線を検出器で画像化することで、内部の様子を知ることが出来ます。当院では、人工膝関節置換術(TKR,TKA)、人工股関節置換術(THR,THA)が多く、私たち診療放射線技師もその手術前に必要な画像や手術後の経過を見るための撮影が多くあります。 また当院には4つの撮影室があり、撮影装置はデジタル装置を使用しています。 検出器には IP(イメージングプレート)と FPD(フラットパネルディテクター)を使用しています (撮影部位により使い分けます)。FPD を使用することにより患者様の被曝低減と撮影時間の短縮に つながっています。

一般撮影2

検査前の注意点

・撮影の際、衣類や下着に金属類、ボタン等がある場合は診断の妨げになりますので 検査着に着替えて頂く場合があります。衣類によってはそのままで撮影することも可能です。
・現在妊娠をしている、または可能性のある方は検査前に放射線技師に伝えて下さい。

CT検査 (Computed Tomography)

当院では、東芝社製 320 列 CT とシーメンス社製 64 列 CT の 2 台の装置で患者様の検査を対応しています。 2014 年 3 月より東芝社製 320 列 CT「Aquilion ONE」の最新機種を導入しました。 当院が導入した 320 列 CT は今まで1回転 0.35 秒で行っていた撮影が 0.275 秒で撮影できる最新機種になっています。 常に動いている心臓の検査の時に前機種より高精度に撮影できるようになりました。 320 列 CT「Aquilion ONE」の特徴は、160mm の幅を 0.275 秒の撮影ができるので息止めのできない小児や高齢者の撮影に有効です。 また、X線CT認定技師により技術、知識の向上を図り安全で質の高いCT検査を行っています。
320 列 CT の使用方法 冠動脈 3DCT、脳血管 3DCT、胸腹部大血管 3D 撮影、下肢動脈 3D 撮影などの検査行っています。

CT検査 (Computed Tomography)

320列CTの特徴

  • 1.撮影時間が短い(息止めのできない小児や高齢者も高精度で撮影できる)
  • 2.心臓や肺などの動く臓器を高精度で撮影できる
  • 3.放射線被ばくが少ない
  • 4.造影剤量を減少できる

検査を受けられる患者さまへ

・造影剤を使用しての検査は検査同意書が必要になりますので質問事項へ記入し提出するようおねがいします。
・検査時間は単純検査 10 分ほど、造影検査は 30 分ほどかかります。検査の 10 分前までにお越しください
・造影剤を使用する検査は食事制限があります

冠動脈造影検査を受けられる患者さまへ

・検査 2 時間前に脈を落ち着かせる薬を 2 錠飲んでください
・来院時間は検査の 60 分前に来院し受付を済ませるようお願いします
・食事制限
 (午前中検査の患者さま)
 ・朝食食べないでください
 ・カフェインは検査に影響を及ぼすため水以外は飲まないでください
 ・高血圧、心臓病のお薬を飲んでいる患者様はいつものように飲んでください
 (午後検査の患者さま)
 ・朝食は午前 9 時までに軽く食べてください
 ・カフェインは検査に影響を及ぼすため水以外は飲まないでください
 ・高血圧、心臓病のお薬を飲んでいる患者様はいつものように飲んでください

冠動脈造影検査を受けられる患者さまへ

ヨード造影検査を受けられる患者さま

「ヨード造影剤検査確認事項票」をよく読み、必要事項を記入した後に同意書欄へご署名をお願いします。

ビグアナイド系糖尿病薬とヨード造影剤との併用注意について

ビグアナイド系糖尿病薬とヨード造影剤の併用により乳酸アシドーシスをきたすことがあるため併用注意とされています。ヨード造影剤の投与により一過性の腎機能低下をきたす可能性があり、その結果、ビグアナイド系糖尿病薬の腎排泄が減少し血中濃度が上昇するためと考えられています。
ビグアナイド系糖尿病薬を使用している患者さまは、検査前後48時間 投与中止が必要となります。

ヨード造影剤の副作用について

  • 急性(軽 症):悪心や嘔吐、軽度の動機、軽微な発疹 2~3%
  • 急性(中等症):全身的な発疹、激しい掻痒、発赤、嘔吐、倦怠感など 2~3%
  • 急性(重 症):喘息発作、血圧低下、気道浮腫、意識消失、心停止など 0.03%
  • 遅発性(検査終了後1時間から数日後)発疹、掻痒、発赤、嘔吐、倦怠感など ごく少ない

MRI検査(Magnetic Resonance Imaging)

強い磁場と電磁波を使って体内の状態を調べる検査です、いろいろな種類の画像を撮影でき、多くの情報が得られます。
特に頭部や脊椎、四肢、 下腹部(子宮、卵巣、前立腺)の検査に有効と言われています。
放射線をつかわないので被ばくすることはありません。また、造影剤を使わずに血管の撮影が できるなどメリットもあります。
当院では 1.5T(テスラ)2 台のMRI装置で一日約 30名の患者様の検査をおこない、急性期脳梗塞に 24 時間対応しています。

MRI検査(Magnetic Resonance Imaging)

MRI 検査を受けるときの注意事項

心臓ペースメーカー、埋込型除細動器、人口内耳、刺激電極、可動性義眼をご使用されている方、 妊娠中もしくは妊娠の可能性のある方、閉所恐怖症など狭い場所が苦手な方は検査が受けられない 可能性があります。
また、検査室内へは携帯電話など磁性体は持ち込めません。

MRI 検査を受けるときの注意事項

・検査前の準備
・来院時間は検査の 60 分前に来院し受付を済ませるようお願いします
・食事制限
 ・検査同意書の記入    ・金属は検査の妨げになります。下記のような小物類、金具類は検査前に取り外してください。
   (貴金属、時計、指輪、ヘアピン、ネックレス、イヤリング、ブラジャー、入れ歯、補聴器など)
・検査中のお願い
 ・検査時間は検査する場所によって異なりますが通常 30 分前後です
 ・検査中 MRI 装置から大きな音(トントントン・・・)がしますが心配はありません

RI 検査(Radioisotope)

核医学検査とはレントゲン撮影で用いられる X 線の仲間 であるγ線(ガンマ線)を放出する放射性同位元素(RI)を 用いた検査です。
体の特定の臓器や病気の場所に集まりやすい性質をもった 物質に RI をくっつけたもの(放射性医薬品)を注射し、 体の外から専用のカメラでγ線の分布を測定することで 病気や臓器の状態の診断をおこない、臓器の働きを捉えることもできます。

脳核医学検査

脳核医学検査では脳の血流を測定することができます。
この検査は CT や MRI より早期に異常を検出でき、早期の認知症や脳梗塞の発見に有用とされています。特に認知症治療薬の登場で認知症の早期診断の必要性が増しています。

脳核医学検査

心臓核医学検査

この検査は、心臓の筋肉に栄養や酸素を運ぶ役目をしている血管の異常のある病気(冠動脈疾患)の危険性の高い方々から、治療が必要な患者を安全に見つけ出すのに有用といわれています。
  これらの病気は早期発見と治療が大切で、適切な治療でよい質の高い生活を送ることが可能となります。
当院の RI 装置は高感度型心臓用コリメータを使用し検査をおこなっています。

心臓核医学検査

マンモグラフィ(Mammography)

マンモグラフィ(Mammography)

マンモグラフィ検査は乳房 X 線撮影のことで乳房の レントゲン撮影のことです。乳房を直接、乳房専用装置で圧迫することで、乳腺が広がり乳房内の腫瘤や非常に細かい石灰化を 見つけることができ乳癌の早期発見につながります。この圧迫は他にも被ばく線量を少なくしたり動きによるボケを防止したりするために、大切な圧迫です。悪性の病気だけでなく、良性のものが見つかること もあります。検査時間は入室して退室まで約数 10 分(追加撮影があれば 15 分ほど)で、基本的には乳房を 斜め(MLO撮影)または上(CC撮影)、またはその 2 方向から直接乳房を圧迫して検査を行います。

マンモグラフィ(Mammography)2

検査を受けられる患者さまへ

・検査の際検査着に着替えてもらい、検査室内では直接乳房に触れて検査します。
・脇下や乳房付近への制汗剤(制汗パウダー)は石灰化のように写ることがありますので検査前に拭き取りをお願いしています。

以下に該当する方は検査前に担当技師に必ず声かけをお願いします。
・ペースメーカーを装着されている方
・豊胸術を受けられたことがある方(シリコン・ヒアルロン酸・脂肪注入など)
・現在妊娠中、または妊娠の可能性がある方 ・授乳中の方  
・CV または IVH リザーバーを挿入されている方
・胸部外傷(胸部打撲・肋骨骨折など)で痛みがある方
圧迫することで、体内物に破損の恐れがあるものや、妊娠中・授乳中の方は乳腺が発達しマンモグラフィの効果が得にくいとゆう理由で相談確認を行いながら施行します。
・生理前 1 週間は乳房が張って痛みを感じやすいので避けることをお勧めします。
※良いマンモグラフィ検査を行うには圧迫は大切な圧迫です。 マンモグラフィ検査は患者様の協力のもとで検査が行えます。
※痛みを感じる程度は個人差がありますので、気にせず担当技師にお申し付けください。
※他気になることがあれば気軽にお申し付けしてください。

X線透視検査

X線透視検査

X 線 TV 透視検査は食道・胃・小腸・大腸など消化管検査や子宮卵管造影検査、透視下整復術などあらゆる診療科の検査を行なっています。

胃透視検査

バリウムなどの造影剤を口から飲んでもらい食道、胃や小腸の状態を観察する検査です。
撮影台の上で横になったり、うつぶせになったりして身体の向きや位置を変えて動いていただく ことが必要になります

胃透視検査

胃の透視検査を受けられる患者さまへ

・検査前日の夕食は午後 9 時までに食べるようにお願いします
・検査当日の朝食はたべてはいけません、コップ一杯の水は飲んでもかまいません
・胃の動きを抑えるために検査前に注射をおこなう場合があります
・緑内障や前立腺肥大のある方は事前に申し出るようお願いします

大腸検査(注腸検査)

肛門よりバリウム等の造影剤と空気を入れ大腸全体を観察していきます。
胃の検査と同じように撮影台の上で身体の向きや位置を変えて動いていただく検査です。

大腸検査(注腸検査)

大腸検査を受けられる患者さまへ

・検査の前日の昼より検査食を食べていただきますので他の食事は一切食べられません
・検査当日は下剤用の水分を飲んでいただきます
・腸の動きを抑えるために検査前に注射をおこなう場合があります
・緑内障や前立腺肥大のある方は事前に申し出るようお願いします。
・事前に担当者より検査説明と前処置の資料をお渡しします

子宮卵管造影検査

造影剤を用いて卵管の内腔や通過を観察する検査です。

子宮卵管造影検査を受けられる患者さまへ

・造影剤アレルギーのある方は事前に申し出るようお願いします
・食事制限はありません

血管造影検査(Angiography)

血管造影検査(Angiography)

当院では、フィリップスエレクトロニクス製のバイプレーン・フラットパネルディテクタ (新世代 X 線検出器)搭載のデジタル全身血管撮影装置を導入しています。
この装置は、バイプレーンにより同時に 2 方向から透視、撮影ができるので、造影剤の低減や 検査時間の短縮、さらに被ばく低減につながっています。また、フラットパネルディテクタにより高解像度で鮮明な画像のため、複雑な血管を明瞭に 把握することが可能となり、より安全で、質が高く、効率の良い検査、治療を行うことができます。

骨密度検査

骨密度検査

骨粗しょう症は加齢や閉経によって引き起こされるのと、病気や薬の影響で二次的に起こるのが原因と言われています。当院の骨密度測定装置(GE PRODIGY ADVANCE)は DXA 法にて骨を構成している カルシウム(骨量)を測定し骨粗しょう症の診断を行います。 検査は主に腰椎と大腿骨緊近位を測定し、検査時間は 15 分ほどです。

骨密度検査2

パントモグラフィ

人工骨頭置換術などの手術を行っている方は担当者へ申し出てください。

頭部 X 線規格写真(セファロ・パノラマ)

検査を受けられる患者さまへ

パントモグラフィは、馬蹄形である歯列を顎の形に沿ってパノラマ展開して 1 枚のフィルムに上に写し出す撮影法です。撮影時、患者さまの顔面の周りを装置が回転し顎骨の断面像を撮影していきます。パントモグラフィは上顎と下顎の骨、そして歯については位置、生えている方向、生えている部分の形態、骨の中の部分の形態歯根の周囲の骨などを見ることが出来ます。

検査を受けられる患者さまへ

セファログラフィ

セファログラフィは正面と側面の 2 方向から撮影を おこないます。歯科の矯正治療前、治療中、矯正治療終了後 の確認のために撮影が行われることが多く、上下顎の大きさそのズレ、顎の形、口元のバランスなどについて知ることが 出来ます。
撮影の際には、耳の穴に固定具を挿入して撮影を行います。このとき耳が若干窮屈で、少しだけ痛みがあるかもしれません。また、撮影は 5 秒ほどで終了しますが 動いてしまうと、ぼけた写真となってしまうので動かないようお願い致します。

装置一覧

一般撮影装置 4台
日立メディコDHF-158H Ⅱ(2 台) Canon MRAD-A50S RADREX
島津製作所XUD150L-30
CT装置 2台 Canon Aquilion ONE ・SIEMENS SOMATOM Sensation64
MRI装置 2台 PHILIPS Intera Achieva 1.5T Nova ・SIEMENS Magnetom Aera XJ
RI装置 1台 SIEMENS  e.cam signature
血管造影装置 1台 PHILIPS  Allura Xper FD20/10
X線TV装置 2台 島津製作所 SONIALVISION safire17・ Canon Ultimax-i
マンモグラフィ装置 1台 SIEMENS  MAMMOMAT3000NOVA
骨密度測定装置 1台 GE ヘルスケア・ジャパン PRODIGY Advance
ポータブル撮影装置 3台 島津製作所Mobile Art Evolution