診療科のご案内

Speciality Care Clinics

呼吸器内科について

呼吸器内科について

当院は日本呼吸器学会認定施設であり、呼吸器学会指導医(1)、専門医(3)、呼吸器内科医師(1)の4人の専任スタッフと初期・後期研修医によるチームによる専門的診断・治療を受けることができます。さらに呼吸専任看護師、呼吸療法士、呼吸リハ専任理学療法士、専任薬剤師、栄養サポートチーム、緩和療法チーム、がん特定看護師などの多職種による集学的な治療を行なっています。
また当院は地域支援病院、24時間救急病院で症例は幅広く、また在院日数は10日を切って患者様の回転が速く、多くの多彩な急性期疾患、重症患者、精査の必要な患者さまが入院しています。気管支鏡、TBLB、経皮的肺生検(CT下)、内科医の行う胸腔鏡下胸膜生検・癒着術、気管支動脈塞栓術、NPPVによる急性・慢性の人工呼吸器管理、CU呼吸治療管理など最先端の診断や治療が可能です。胸部外科医により胸腔鏡下の肺手術(VATS)・生検が迅速に可能で、生検組織については常勤病理医による迅速な診断ができます。在宅医療チームや呼吸療法士と連携し、在宅人工呼吸器や酸素療法の管理まで可能です。近年、特に進歩の著しい肺がんの分野では、次々に登場する分子標的治療薬、免疫チェックポイント阻害薬を積極的に導入し素晴らしい治療成果を得ています。閉塞性肺疾患(喘息・慢性閉塞性肺疾患)については専任薬剤師と協力した吸入指導、新規薬剤(抗体療法)の積極的な導入を行なっています。間質性肺疾患については当院の特色である膠原病・リウマチ科の存在で患者数が非常に多く、これまで豊富な症例、稀な症例も県内外で発表してきました。睡眠呼吸障害では終夜ポリソムノグラフィーによる診断からCPAP治療を日常的に行なっています。研究会・学会発表、カンファレンス、病理検討会も非常に活発です。

呼吸器内科の診療領域は多岐に渡ります

肺がん

肺がんは日本全国や沖縄県でも、男女とも悪性腫瘍による死因の第1位です。呼吸器内科では、肺がんの診断と手術の適応のない患者様の治療を行います。進行した肺がん(手術のできない肺がん)の治療に関しては、肺癌の原因となる遺伝子(ドライバー遺伝子)の発見と分子標的治療薬の登場で(とくに肺腺がんにおいて)、延命効果が飛躍的に伸びています。さらに話題のがんの免疫療法も革命的な治療の進歩で、適応のある患者様には多大な恩恵があり、当院では積極的に導入しています。

最新の肺がん治療

喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD: たばこ病)

喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD: いわゆるタバコ病)は非常に多い疾患です。沖縄県は喘息死、COPD死とも全国でワースト5に入る県であり、当科は県内呼吸器内科医と協力し中心的に「喘息死ゼロ作戦」をすすめて参りました。当院では新しい喘息の補助診断検査法(呼気一酸化窒素測定)や新規吸入薬の導入(合剤)、適応のある重症喘息患者様には先進的に抗体製剤による分子標的治療も行なっています。両疾患とも治療の主体は吸入療法であり、確実な吸入手技の獲得が最も重要です。そのため、当院では院内の吸入指導薬剤師と地域薬剤との吸入指導連携や研究会の主導を行なっています。

気管支喘息の診断と治療の進捗:当院で行なっている治療です

びまん性肺疾患(間質性肺炎など、肺全体に病気が広がる病態)

びまん性肺疾患(間質性肺炎など、肺全体に病気が広がる病態)は難しく重要な病気です。その種類は多く各々の病態、治療方法も異なります。当院は県内でもリウマチ・膠原病の患者様が最も多い施設ですが、本疾患と間質性肺炎などの肺病変は非常に深い関係があります。原因不明の特発性間質性肺炎・肺線維症も当地域では比較的多く見られます。診断にはHRCT、採血による免疫抗体やバイオマーカーの分析、さらに気管支鏡による肺の生検(組織検査)、肺の洗浄による細胞分析(気管支肺胞洗浄)など呼吸器内科医の特殊な手技を要します。肺の外科医に協力いただき、外科的肺生検(手術による組織検査)も行なっています。それをリウマチ・膠原病専門医と協力して、専門的に診断、治療していくのも呼吸器内科医の役目です。

びまん性肺疾患(間質性肺炎:肺が硬くなる病気)

呼吸器感染症

ひとくちに肺(呼吸器)の感染症と言っても、細菌、ウイルス、かび(真菌)など原因菌も異なり、病態も気管支炎、細気管支炎、肺炎、胸膜炎、膿胸などがあり、治療も様々です。肺炎は日本人死因の第3位です。高齢者社会を迎え、認知症や医療ケア、介護を受けている人に発症する医療介護関連肺炎は、地域における非常に重要な課題です。また当院のようなリウマチ・膠原病などの自己免疫疾患、腎移植後、抗がん剤、免疫チェックペイント阻害剤などの免疫不全の患者様を多く抱える施設では日和見感染による呼吸器感染症も問題になります。生物学的製剤、ステロイド、免疫抑制剤は病気の治療、再発予防に役立つ反面、日和見感染として健常人では発症しない弱毒菌、特殊な菌による呼吸器感染症を引き起こすことがあります。それを診断し、治療するのも呼吸器内科医の役目です。

睡眠時無呼吸症候群

睡眠に関係のある呼吸障害として睡眠時無呼吸症候群があります。この病気は重症の場合、将来的に脳や心臓などの血管系の病気の発生に強く関係します。診断や特殊な治療(CPAP: 鼻マスクによる持続陽圧呼吸)を行うのも呼吸器内科医です。終夜ポリソムノグラフィー(PSG)による診断を実施し、当院でも生活習慣病(肥満、高血圧、糖尿病美容、脂質異常症、痛風)、脳・心臓などの血管疾患をかかえた多くの患者様がCPAP治療を受けておられます。

呼吸器内科についての関連情報

呼吸器内科の診療に関するお問い合わせ

豊見城中央病院
月〜金:8:30〜17:30 / 土:8:30〜12:30

098-850-3811